筆文字法語 〜私が出会った大切な言葉〜

浄土真宗(真宗大谷派)の僧侶が、心に残った言葉を筆文字で書き綴っています。

きれいだな。きれいだね。

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我が家には、三人の子どもがいます。

「早く咲かんか!」

「そういう咲き方じゃない!」

「あっちの花の方がきれいじゃないか!」

 

いのちを無条件で見る眼がいつから濁ってしまったのか?はじめから濁っているのか?

とにかく、そういう心根がなくならない私の横で、

「どの花見てもきれいだね」と、うなずきながら微笑んでいる

あみだにょらいさまがいてくださいます。

合掌するご縁を大切にしなければ…。

 

【今日の法語】

    誰もが知っている「チューリップ」という童謡に、

   「どの花見てもきれいだな」という一節があります。

    わたしたちは、比べて優劣をつける世界しか見えなくなっていますから、

    例えば「赤はとってもきれいだ」というと、

    次には「白はまあまあきれいだ」といい、

    そして「黄色はたいしたことない」という、

    そういう世界に生きています。

                                                               高名和丸

                         『大きい字の法話集    今、いのちがあなたを生きている』(東本願寺出版)より