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筆文字法語 〜私が出会った大切な言葉〜

浄土真宗(真宗大谷派)の僧侶が、心に残った言葉を筆文字で書き綴っています。

腹が立って、ごめんなさい

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腹が立つので喧嘩が…できん……。

あれ?読み間違えたかな?

………………

いや、やはり法語の通りです。

 

腹が立つので、喧嘩になると思うのですが、

 

南無阿弥陀仏の教えを聞き続けた人・前田政直さんは、さらに次にように続けます。

 

    何かあると相手を悪者にして腹を立て、

    人様を責めておる我が身を見せてもらうと、

    喧嘩どころか、あやまらずにおられないことになるんです

 

腹が立つと相手を悪者に見立てるのは同時ですね。

そして、喧嘩になったら、先にあやまった方が負け。

などという思いも、ほぼ同時に湧き起こります。

あやまるどころか、喧嘩して、相手を打ち負かすことしか考えられなくなる。

そんな風に思い巡らしていて、やっと、少し申し訳ないような気がしてきました。

 

腹が立つことはあります。でも、前田さんのように、自分を見る眼があるか、

そう問われているように感じました。

 

今度、腹が立った時、この法語に帰ってきたいと思います。 

 

 

【今日の法語】

    腹が立つので喧嘩ができんことになるんです     前田政直

                    『もし よきひとにあわざれば  -私の出遇った念仏者-』林暁宇著(東本願寺出版)より