筆文字法語 〜私が出会った大切な言葉〜

浄土真宗(真宗大谷派)の僧侶が、心に残った言葉を筆文字で書き綴っています。

空に向かって、「ありがとうございます」

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私は、ハッとしました。

 

現代社会は、基本的に等価交換で成り立っていますが、

    私たちは、空気に、太陽に、雨に対価を払おうと思ったことがあるでしょうか?」

先日拝聴したご法話の中での、講師からの問いかけです。

私は、ハッとしました。

自分のいのちを支えるはたらきに、御礼を言おうとしたことがない。

御礼の気持ちすらないかもしれません…。

 

空気が乾燥している、日差しが強くて暑い、出かける日なのに雨か……、

など、文句は言っても、お礼は言わない。

 

とても大事なことをあたりまえにしていました。

 

また、ひとつ自分の愚かさが……。

 

【今日の法語】

     私たちはないものばっかり欲しがって、ぶりぶり言っておりますけれども、

     ないものを欲しがって、あるものを喜ばせていただく。

     あたりまえだと思っていたことが、あたりまえじゃない。

     どんなにありがたいことだったか。

                                                                      河村とし子