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筆文字法語 〜私が出会った大切な言葉〜

浄土真宗(真宗大谷派)の僧侶が、心に残った言葉を筆文字で書き綴っています。

願われてたと気づく

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例えば、子どもに対して、
「早く宿題をしなさい!」
「どれだけできた?まだ、それだけか!頑張れ!」
「野菜も食べろ!」
「友達と仲良くしなさい!」
「部活、一所懸命やりなさい!」
などなど、この他にも、いろいろとエンドレス。
これって、全部こちらからの願いです……。

そんな私に、子どもが言いました。
「お父さん、いつも忙しそうだね。またお参り行くの?僕が代わりに行こうか?」と。
そして、寺を出ようと車のエンジンをかけたら、部屋の窓から、大きく手を振る子どもの姿が……。
願いをかけられてるように感じました。

ゴメン。こちらからの願いばかりで……。あっ、なんか泣けてきた。

かけられた願いに気がつかない。気がつきにくい過ごし方をしてます。
気づくきっかけは、たくさんあるはずなんですよね……。申し訳なくなってきました。

ひとまず、自分の願いは置いといて、
これまで、いろいろな人にかけていただいた言葉、
していただいた行為、
聞いてきたこと、
学んだことを
できるかぎり思い出して、この私にかけられた願いを確かめたいと思います。

【今日の法語】
       人は自分がかけた願いは忘れませんが、
       この私にかけられた願いには気がつかないものです。
                               「帰り道で話そうよ」『同朋』2014年11月号より