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筆文字法語 〜私が出会った大切な言葉〜

浄土真宗(真宗大谷派)の僧侶が、心に残った言葉を筆文字で書き綴っています。

生き方次第

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子どもの頃、学校生活で一番苦痛だったのは「将来の夢」を書かされる時でした。
卒業アルバムなどに、あたりまえのようにある項目です。

当時の私は、
「自分には夢を追いかける資格などない、いや、夢を持つ資格すらない。
本当になりたいと思ったことを書いたって、どうせ、なれない。いや、絶対になれない。
なぜなら、俺、寺の子だもん」と、ひねくれ過ぎて心が何カ所か折れてました。

でも、輝く未来に向かって自らの思いを表明しよう!
というクラス全体の雰囲気を壊してはいけないという思いが若干勝っていたので、
素直に従って書いていました。

(寺の子にも悩みってあるんですよ)

結局、その手の質問には、いつも決まって「漫画家になりたい」と書いていました。
本音は「まあ、なりたいわけではないけど、お坊さんをしながら、なれそうな職業はコレだな」
という何の根拠もない考えで書いてました。

(漫画家の皆様、申し訳ございません。今は、そんなことは思ってません。
子どもの思考回路で思っていたことですので、どうかご勘弁ください)

でも、この法語に出会ったら、もう「どうせ……」という言葉が発せなくなります。

今生きている、この場所で、この自分で、この思いで、
できることをしていこうと、今は思っています。

【今日の法語】
     人間は生まれ方によって生き方が変わるのではない
     生き方によって生まれ方が変わるのです
                                                         藤元正樹