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筆文字法語 〜私が出会った大切な言葉〜

浄土真宗(真宗大谷派)の僧侶が、心に残った言葉を筆文字で書き綴っています。

衝突回避

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以前、テレビ番組でタレントさん(おそらく東京の方)が、
大阪に行った際、エスカレーターの左側に乗っていると、
いきなり後ろからぶつかられ、「関西は右やで!」と言って足早に去っていった、
というエピソードを話していました。

関東と関西では、エスカレーターに関する常識が違うのでしょうか?
それを見て、自分も気をつけなくてはと思ったと同時に、
常識が衝突すると、簡単に亀裂が生じるのだなあと思いました。

例えば、大阪でエスカレーターの左側に立つ人がいたら
「ん?東京の人やろか?せっかく大阪に来たんやから、おいしいもんいっぱい食べていってや〜」
と、心の中で歓迎するとか、

例えば、東京でエスカレーターの右側に立つ人がいたら
「あれ?大阪の方かな?お仕事での出張だろうか、お疲れ様です。お土産は“東京バナナ”がオススメですよ」
と、心の中で労をねぎらうとかであれば、
もう少し、何かが変わるのではないかなと思いました。

そういうこの私も、いくつかの常識を携えて過ごしています。
今度、私にとっての非常識に出会った時、この法語を思い出したいです。

【今日の法語】
      常識が一度覆されてみないことには、
      真に出遇うべきものが見えてこないように思います。
                                                                                浅野玄誠