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筆文字法語 〜私が出会った大切な言葉〜

浄土真宗(真宗大谷派)の僧侶が、心に残った言葉を筆文字で書き綴っています。

不信が招く崩壊

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先日、一人で出かけた際、私の少し前に若い女性が歩くという状況がありました。
時間帯は午後3時頃。他に人通りはありません。
しばらくして、私の存在に気づいたその女性は、
立ち止まり(おそらく)何か考え事をするようなふりをして、
私が通り過ぎるまでやり過ごしました。

(おそらく)私を不審者と思ったのだと思います。(変な格好や変な歩き方はしてませんよ)
でも、不愉快には感じませんでした。不審だから、不信感を与えたのでしょう。
むしろ「このご時世、こんな状況になれば危険だと思うよなあ」と納得しました。

世の中に目を向けてみれば、未だに、オレオレ詐欺も無くなりません。
息子を名乗る人物でも、まず疑えというご時世です。

信じることが、いかに難しいか。何でもかんでも信じたら、大変な目にあう。
そういう時代ではないですか?

今、世界が壊れかけてます。

これ以上壊したくないので、信じることの大切さを見直したいと思います。

【今日の法語】
      医者を信ずるから病気がなおるではないか
      先生を信ずるから知識が進むではないか
      親子・夫婦・兄弟を信ずるから家庭が成り立つではないか
      私どもの世界は実に信ずることの上に成り立っているのである
                                                 清沢満之(1863-1903・真宗大谷派僧侶)