筆文字法語 〜私が出会った大切な言葉〜

浄土真宗(真宗大谷派)の僧侶が、心に残った言葉を筆文字で書き綴っています。

なろうね。ではなく、もうすでに。

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結婚するときに、妻に「幸せになろうね」と言った覚えがあります。
そう思い出しながら、ん?いや、まてよ。この言い方っておかしくないか?
と、また、夜な夜な自問モードに突入しました。

「幸せになろうね」とは、
「今から、生活を共にするけど、この先のどこかで幸せだなと実感する日を迎えようね!絶対!」
という意味だと思ったのです。

本当は「幸せになろうね」と言い合えるような人とめぐり会えたことが最高に幸せなんですよね。
その証拠に「幸せになろうね」と言ってる時は、とても幸せな表情をしていたと思います。

この言葉を、悲壮感漂う表情で言い合ってるカップルなんかいませんよね?
ということは、今より先に幸せを期待をするようなことは言わなくてもよかったんだなあ。
もう感謝すべき出会いがあったのだし、すでに幸せと呼べる時を迎えていたんだなあ。
と感慨にふけりました。
結婚生活のスタートとは、そういうものなんだなと思います。

今日の法語を読んで、タイムスリップして、大切な気づきをいただきました。

【今日の言葉】
幸せになったら感謝するのではない   感謝する人が幸せなのだ
                                                                        多田孝圓(大阪府・圓乗寺)