筆文字法語 〜私が出会った大切な言葉〜

浄土真宗(真宗大谷派)の僧侶が、心に残った言葉を筆文字で書き綴っています。

育てられ続けている私

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何かについて知りたいときは、誰かに教えていただきます。
あたりまえですね。ということは、私より先に道を歩んだ人がいるということです。
見落としがちです。
人間は何かを知ると「私は○○のことを、よく知っている」と鼻高々になってしまう時があります。
知る縁に出会えたからこそなのに…。

佐野先生は、ご講義の中で、
   私がいて学ぶというよりも、学んできた、聞いてきたたくさんの人の響きの歴史の中に、
   今日という大切な時を頂いたのです。
   それを真宗の中では「お育てにあずかる」という、そういう言葉で伝えられてきました。
と教えてくださっています。

自分だけの力で何かを得ることはできません。知ることはできません。
導いてくださった方や支えてくださった方がいたからこそなのですね。
そして、私の前に道を歩まれた人々がいたということも忘れてはいけません。
今一度、心得なければいけないと思いました。

「お育てにあずかる」
つながり、ぬくもり、ありがたさを感じる言葉です。
                                                                                              なむあみだぶつ なむあみだぶつ

【今日の言葉】
     お育てにあずかる
             『人間を生きるとは ー親鸞聖人に聞くー』佐野明弘(石川県・光闡坊)述より