読者です 読者をやめる 読者になる 読者になる

筆文字法語 〜私が出会った大切な言葉〜

浄土真宗(真宗大谷派)の僧侶が、心に残った言葉を筆文字で書き綴っています。

表面だけでなく…

十代の頃、友達の知らない一面を知って戸惑った思い出があります。別に、それで仲が悪くなったわけではなく、関係性は変わりませんでした。一時期ぎこちない感じにはなりましたが…。はじめは、知らないままの方がよかったなあと思いましたが、後々になって、…

願われてたと気づく

例えば、子どもに対して、「早く宿題をしなさい!」「どれだけできた?まだ、それだけか!頑張れ!」「野菜も食べろ!」「友達と仲良くしなさい!」「部活、一所懸命やりなさい!」などなど、この他にも、いろいろとエンドレス。これって、全部こちらからの…

自分のことは……

今まで、友人や知人、先輩や上司、そして家族からの忠告を、すべて聞いてきたかと聞かれたら、「はい」と言えない私がいます。その時の気分や言われた相手によることもありますし…。「自分のことは自分が一番よくわかっている」と、はねのけたこともありまし…

生き方次第

子どもの頃、学校生活で一番苦痛だったのは「将来の夢」を書かされる時でした。卒業アルバムなどに、あたりまえのようにある項目です。当時の私は、「自分には夢を追いかける資格などない、いや、夢を持つ資格すらない。本当になりたいと思ったことを書いた…

衝突回避

以前、テレビ番組でタレントさん(おそらく東京の方)が、大阪に行った際、エスカレーターの左側に乗っていると、いきなり後ろからぶつかられ、「関西は右やで!」と言って足早に去っていった、というエピソードを話していました。関東と関西では、エスカレー…

つめこみ注意!

片付けがきっかけとなり、落ち込みました。「あっ、これは、あの人にいいよって勧められて買ったやつだ」「おっ、これは、あいつが持ってて、羨ましくなって買ったのだ」「あ〜、これは、あの頃に流行っていたやつだなあ」「いかん!昨日テレビで健康にいい…

電車内で、崩壊を教えられる。

昨日のことです。電車に乗車中「となりよろしいですか?」と言う声がしました。その方を見ると、おばあさんが学生と思しき青年に呼びかけていました。しかし、その青年は、耳にイヤホン、手元はスマホでゲーム中、目線はもちろんスマホ。諦めたおばあさんは…

見えてないし、押し込めるし

学生時代、運動が得意で、勉強もできて、イケメンで、男女共から人気があるなどなど、という同級生はいませんでしたか?いましたよ。僕には。「天は二物を与えず」という言葉がありますが、当時の僕は、「天も与え間違いをすることがあるんだなあ。与え方が…

不信が招く崩壊

先日、一人で出かけた際、私の少し前に若い女性が歩くという状況がありました。時間帯は午後3時頃。他に人通りはありません。しばらくして、私の存在に気づいたその女性は、立ち止まり(おそらく)何か考え事をするようなふりをして、私が通り過ぎるまでやり過…

なくなって、より…。

今日は、私が所属していた少年野球チームの監督の法事をお勤めしました。月日が経つのは早いですね。そして、その少年野球チームが消滅したことを知りました。物事は移り変わるのですね。しかし、チームが無くなっても、監督が亡くなっても、思い出は永遠に…

争いの種

サミットの報道を見て、オバマ大統領がヒロシマを訪れた報道を見て、被爆者の方々の報道を見て、戦争について考えて、人と人が争うことについて考えて、この法語にたどり着きました。争いの種は私の中にもあるというよびかけとして受けとめます。【今日の法…

思うままで、落ちていく。

五月にしては暑い日が続いてますね。晴れては欲しいんですけど、もう少し気温は抑えめで、丁度いいい感じで、でも、たまには雨が降って、あっ、降りすぎない程度で、しかも、僕が出かける予定がない日でお願いします。無理なら、帰宅した後に降ってください…

私は人間です……か?あれ?どうだろう?

このお言葉を読んだ時、一瞬、えっ?となりました。人間として生まれてきたのだから、人間になる努力なんて必要ないのでは…。そう思いました。今日の法語は、次の文脈の中で言われてます。 我々は儲けようと思って、努力したり、 筋肉をつけようと思ってトレ…

心あっての

思いやり、やさしさ、助け合い、受け入れる…。そのすべての根底にあるのは「愛」私たちが生きていく上でなくてはならないのは「愛」だと思います。マザー・テレサさんは「愛の反対は無関心」と言われました。無関心でいては、人とのつながりは成り立ちません…

迷いながら…

子供の頃から、誰かの影に隠れてきました。その他大勢の中の一人でした。自主性が乏しく、クラス会議などの場では「それでいいと思います」というセリフが定番でした。つまり、先頭に立って指揮をとる、仲間をまとめて鼓舞するなんて、私にはありえませんで…

なろうね。ではなく、もうすでに。

結婚するときに、妻に「幸せになろうね」と言った覚えがあります。そう思い出しながら、ん?いや、まてよ。この言い方っておかしくないか?と、また、夜な夜な自問モードに突入しました。「幸せになろうね」とは、「今から、生活を共にするけど、この先のど…

一緒に頑張ろう!えっ、できない?なんで?

数年前に拝聴したご法話が忘れられません。「自分は頑張っているという自負があると、頑張っていないような人が目に付きませんか? そして、優越感に浸る。 反対に、自分は頑張ってないなあとしょげている時、頑張っているような人が目に付きませんか? そし…

尊い箱

不要なもの、汚いものを一手に引き受けてくださって…。我が家の、ナマモノのゴミ箱は外にあります。外です。重要な役割を果たしておりながら、家の中に入れてあげてない。嫌ってるわけではないんですけどね…。じゃあ、部屋に入れてやれと言われたら…。それは…

グッ!じゃなくてパッ!

十数年前、勤めていた頃、職場の先輩によく言われていた言葉です。若かりし頃の私は、そう言われても、すぐにはピンときませんでした。自分の意見をもつことが大切だと思っていたので、どう言えばわかってもらえるのかということばかり考えていました。先輩…

育てられ続けている私

何かについて知りたいときは、誰かに教えていただきます。あたりまえですね。ということは、私より先に道を歩んだ人がいるということです。見落としがちです。人間は何かを知ると「私は○○のことを、よく知っている」と鼻高々になってしまう時があります。知…

人間になるということは…

今日、車を運転中、細い路地にて対向車の方が道を譲ってくださいました。急いでいたので大変有難かったです。しかし、急いでいたため、頭を下げ忘れてしまいました。譲ってもらうのが当たり前ではないのに…。反省するも、時すでに遅しです。人間として生きる…

人のことは、よく…

ある時のご法話で、「人間の感覚器官は、外向きになっている。目も耳も口も、全部外向き。 だから、人の様子がよく見えるし、言うことがよく聞こえるし、人に向かってよくものを言う。 じゃあ、自分に対してはどうですか?」と拝聴したのを思い出しました。…

贅沢な一日…だったのか……

高くて美味しいご飯を食べて、高級、高性能なモノのを購入し、労せずして時間を過ごす。ああ、贅沢ですね。温泉旅館にでも行きたくなってきました。しかし、法語が問いかけてきます。人間関係を生きることが贅沢とはどういうことなんでしょうか。人間関係は…

聞く。聞き続ける。

何かがきっかけとなり、思い出した言葉ってありますか?今日、お参りした先のご主人は、親交のあった方が亡くなったという知らせを受けて、「されば、人間のはかなき事は、老少不定のさかいなれば」という言葉を思い出したそうです。これは、蓮如上人(れんに…

賢さよりも愚かさ

仲野良俊先生(1916-1988・真宗大谷派僧侶)のお言葉です。「あの人は、何もわかってないなあ」「あいつは、わからずやだ!」と言って、わかってない人=あの人 / わかってる人=自分、と決めてしまってる時ってありませんか?人それぞれ、歩んできた道は違い…

受け止められないことだらけ

本多雅人先生(東京都・蓮光寺住職)のお言葉です。病気にかかると、早く治って欲しいと願います。早く病という苦から逃れたいと願います。でも、その病が治っても、苦しむこと自体は無くならないんですよね。なぜでしょうか?苦しみの元である(と思い込んでい…

ときには否定も…。

自分の言葉で書きました。自分の意見が否定されると気分が悪くなりますが…。人間には自己満足に陥るという課題があります。それに対して、仏さまは、「否定」の論理を通して現実を知らせ、本当に大切なものへと転ずるはたらきかけをすると教えられます。つま…

どっちからも学ぶ

二階堂行壽先生(東京都・専福寺住職)の言葉です。何かにつけて、都合の悪いことではなく、都合の良いことを願いたくなります。振り返れば、都合の悪かった出来事からも教えられたことはたくさんあるのですが…。「この経験を教訓にしよう!」と誓うことは、教…

“ちゃんと”つまづく

自分の言葉で綴ってみました。月刊『同朋』(東本願寺出版)5月号の中で、 人が間違った方向に行動すること、進路を誤ることを非行と言うのでしょうが、 人間には常にそういう可能性があり、人生において道を誤ったり躓いたりすることが、 これまでに経験のな…

違うというだけで……。

『ともしび』(東本願寺出版)より引用金子みすゞさんは、詩の中で「みんなちがってみんないい」と言われました。子どもの頃から歌い親しんできた『チューリップ』の歌には、「どの花見てもきれいだな」とあります。仏さまはのはたらきは「えらばず きらわず …

世界をせまくしているのは…?

東井義雄(とういよしお)先生のお言葉です。「こうならなければ!ああならなければ!」「こうなったらダメ!ああなったらダメ!」と力が入りすぎてしまうときってありませんか?それは、実はとても不自由な状態なのかもしれません。気がついたら、ひとつの価…

あーでもない こーでもない

『ともしび』(東本願寺出版)にある言葉です。問題が起きないことを願わずにはおれません。でも、振り返ってみると、問題に直面したからこそ、新たな考えや気づきをいただいたり、大切な出会いがあったりしました。問題に育てられて、ここまで来たと言っても…

答えより問いを

和田しげし先生(1916年 石川県生まれ、2006年還浄。真宗大谷派 浄泉寺前住職)のお言葉です。答えを得て、安心したい!そのために、スマホやパソコンのボタンをポチッとすることがありませんか?何かにつけて答えが欲しくなります。たくさん答えを見つけて落…

流されないように

真城義麿先生(真宗大谷学園専務理事・愛媛県 善照寺住職)のご著書で出会った言葉です。ついつい周りに流されてしまう時があります。その時、“私”がいなくなっていませんか?という問いかけとして受けとめました。大事な時ほど、流されないようにしたいもので…

天気に照らされて

晴れると「天気が良い」雨だと「天気が悪い」と言ってしまいます。天気が、私に悪さをしているかのような言い草がなんともなりません。自己中心的な私のあり方を、天気が照らしてくださいます。 なむあみだぶつ なむあみだぶつ